栃木県から「ホスピタリティー研修会」の講師派遣を受託し、
おもてなしの心の向上と国際交流の推進に向けた119名規模のセミナーを実施
財団法人日本ホテル教育センターは、栃木県観光交流課からの依頼により「ホスピタリティー研修会」を受託した。宿泊・観光・運輸業界を中心に、定員を大幅に上回る119名の受講者が集まった。世界遺産に認定された「日光東照宮」をはじめとした国際観光資源に富む栃木県には、毎年多くの外国人客が訪れる。本研修会では、当財団職員である川辺修が講師を務め、インバウンドのお客様に対する「万国共通のおもてなしの心」と「国籍・文化の違いによる接遇における留意点」などをトピックとして、以下の内容で講義および実技を行った。
講師担当の川辺修(財団校務部 進路指導室次長)
研修会概要
・主催: 栃木県観光交流課
・日時: 平成19年7月11日(水)13:30〜15:30
・会場: ホテル東日本宇都宮 2F 福寿の間
・講師: 財団法人日本ホテル教育センター 川辺修
(直近の講演実績: 「東京マラソン2007」スタッフへの接遇研修など)
講義および実技概要
1.世界の一流ホテルに学ぶホスピタリティー 「ザ・リッツ・カールトン」
(1)サービスの3ステップ
@暖かい、心からの挨拶
Aお客様のニーズを先読み
B感じの良いお見送り
(2)クレドより(お客様へのお約束)
@心のこもったおもてなしと快適さを提供します。
A最高のパーソナルサービスと最高の施設を提供します。
B感覚を満たす心地よさと満ち足りた幸福感をお約束します。
2.第一印象と第二印象
(1)見た目で決まる第一印象
(2)挨拶でほぼ決まる印象
(3)去り際が肝心
3.ホスピタリティエネルギーの放出
(1)挨拶は愛拶
(2)笑顔は恵顔
(3)感謝は歓謝
4.好感の持たれる表情(実技)
5.覚えておきたい世界の挨拶(実技)
6.アクション語(body language)(実技)
(1)言葉に負けないコミュニケーション
(2)日本と欧米との違い
7.日本独特のホスピタリティ
(1)礼節(相手を思いやる気持としぐさ) 一期一会
(2)世界に誇れる日本のホスピタリティ
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